ニラク主催「依存対策啓発セミナー」を開催しました
当社は、ギャンブル等依存症対策基本法を受けての啓発週間である、2019年5月15日(水)、郡山市男女共同参画センター「さんかくプラザ 2F集会室」にて、依存問題に関わる方や、関心のある方々49名を対象に無料セミナー「依存対策啓発セミナー~パチンコ依存を知り、依存対策について考える~」を開催いたしました。
今回のセミナーでは、ギャンブル依存とは何か、そしてパチンコ依存問題とその背景について理解を深め、地域の方々がこれからの対策のあり方を話し合える場を目指すための無料セミナーを、二部構成で実施いたしました。
◆認定NPO法人ワンデーポート施設長 中村努氏
第一部では、認定NPO法人ワンデーポート施設長の中村努さんを講師に招聘し、パチンコ依存対策の過去・現在・未来についてご講演頂きました。
講演で中村氏は「ギャンブル依存の対策は、一人一人の中にきっと答えがある。地域や身近な方々がその人の幸せを考え、一人一人それぞれのニーズや課題を考えたりすることが依存の対策だと思う。本人と話しながら前に進んでいくことが大切である。」と身近な事例を交えながら話をしました。
第二部では、浦和まはろ相談室代表の高澤和彦さんをコーディネーターに、司法書士の稲村厚さんをはじめ、郡山市社会福祉協議会の柳内祐一さん、JGブロス代表でパチンコ研究家の丈幻さん、株式会社ニラク法務部カスタマーセンターの吉田ひろみさんがパネリストとして登壇し、依存問題に関わる様々な立場から、今後の依存対策のあり方について、意見交換をしました。
セミナー終了後、参加者からは「家族が依存の問題を抱えているが、なかなか相談できるところがなく、困って行政に相談したところ、このセミナーの案内があった。参加してみると気づくことが沢山あった。これからも地域にこのような場や、相談出来るところがあるといい」というコメントが寄せられました。
◆株式会社ニラク 取締役 大石明徳
大石:「本日はご参加いただきありがとうございます。私たち株式会社ニラクは、パチンコホールを運営する会社です。パチンコは気軽に楽しめる娯楽ですが、一方では過度なのめり込みによる問題を抱えているお客様がいるのも事実です。当社はギャンブル等依存問題への対策をパチンコホール企業の社会的責任と考えており、基本方針である≪責任ある遊技≫を掲げて依存対策に積極的に取り組んでいます。
≪責任ある遊技(基本方針)≫
①従業員の教育
②予防の促進
③セーフティネットの整備
④地域社会との共生
依存症は病気ではなく、ギャンブル障害である。と捉えて、今後も積極的に取り組んでいきたい。」とコメントしました。
【内容】
1.第一部 14:35~15:30 (60分) 基調講演「依存対策の過去・現在・未来」
講師:中村努さん
(1)ワンデーポートの紹介
(2)これまでの支援の中で気づいた大切な視点
(3)未来に向けた地域との連携の在り方
2.第二部 15:40~16:40 (60分) 公開討論会「依存対策のこれからを考える」
コーディネーター:高澤和彦さん